「今の会社給料は少ないし、残業多いし、上司うざいし、もう辞めたい…。でもお金がないんだよな、どうしよう…。」
そう思っているのではないでしょうか?
特に社会人歴が浅い方にとって、そう簡単に会社をやめるという選択を取れない方も多いのではないでしょうか。
実際に僕も昔はそう感じていて、中々会社を辞める勇気が出ずに時間をムダにしてしまった経験があります…。
なにを隠そう、貯金がゼロだったからです。
あなたもゼロではないにしろ、会社を辞める上でお金の問題に直面していることかと思います。
そこで今回の記事では、借金800万円の状態で会社をやめることができた僕の体験談をもとに、お金がない状態で会社をやめるための方法とコツについて解説していきます!
ちなみに脱サラリーマンの概要について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください!
それではまず最初に、会社を辞める前に必ず確認すべき重要なポイントについて解説してきます!
お金がない状態で辞める方法はいくらでもありますが、それ以前の重要なポイントを抑えなければ意味がありません。
必ずチェックしてみてください!
このページでお伝えすること
会社を辞める前に必ず確認するべき2つのポイント

お金がない状態で会社を辞める前に必ず確認するべきポイントは以下の2つです。
【会社を辞める前に必ず確認するべき2つのポイント】
①進路を決めるタイミングを決める ②毎月の生活費 |
①進路を決めるタイミングを決める
まず最初に重要なのが、とりあえず会社を辞めたいのか?それとも、会社を辞める前に進路を決めるのか?と言う部分を明確にすることです。
なぜなら、どちらを選ぶかによってとるべきアプローチが全く変わってくるから。
例えば、精神的に限界で今すぐ辞めたい人と、不満はあるけどまだ限界はきていなくて、将来的に辞めたい、と言う方では、やるべきことが全く変わってきますよね。
まず自分はどちらなのか?明確にした上で会社を辞める準備を進めていきましょう!
②毎月の生活費
毎月の生活費を明確にすることも重要です。
なぜなら、会社を辞めることで、転職をするにしろ、社会保障制度など給付金を受給するにしろ、現在の収入額が変わってくるからです。
今まで月収20万円で毎月の生活費や固定費の合計が12万円だったとして、転職先が「月収15万円〜スタート!」みたいな形になると金銭的に不安が残りますよね…。
そうなると、生活レベルを下げないといけなくなりますし、生活費を明確にしておくことで、転職先を決めるバロメーターにもなります。
まずは毎月自分がどれくらいのお金を使っているのか?明確にしておきましょう!
以上、会社を辞める前に確認すべき2つのポイントを解説しました!
まずは辞めるタイミング、毎月の生活費を明確にした上で、会社を辞める活動を進めていきましょう!
次の章では、具体的にお金がない状態で会社を辞めるためのアプローチについて解説していきます!
実際に僕が借金800万円の状態で脱サラした際の体験談も交えて解説してきますので、ぜびチェックしてみてください!
お金がない状態で仕事を辞めるための7つのアプローチ!

お金がない状態で仕事を辞めるためのアプローチは以下の7つです!
【お金がない状態で仕事を辞めるための7つのアプローチ】
①副収入をつくる ②今の会社に所属している状態で転職先を見つける ③ボーナスを待つ ④退職金をもらう ⑤今すぐ辞めてアルバイトをする ⑥毎月の固定費を削る ⑦税金の減税措置と給付金を活用する |
①副収入をつくる
まずおすすめのアプローチは「副収入をつくる」ことです。
これは僕も実際にやってきたことですし、近年のコロナショックにより会社員であることに疑問を感じ、副収入を作る活動をされている方が非常に増えてきました。
貯金がなかったとしても、生活費をまかなえるくらいの副収入をつくることができれば、いつでもやめてOKですよね。
さらに、今まで会社に費やしていた時間を副業に費やすことができれば、さらに収入を伸ばしていくことも十分可能です。
僕の場合、サラリーマン時代に副業を初めて1年半で月収20万円を達成し、当時借金が800万ありましたが、そのまま会社を辞めました。
会社を辞め自分のビジネスに一点集中したことで、会社を辞めた半年後には、月商218万円を達成することができました!
生活費をまかなえるくらいの副収入をつくるには、ある程度の期間と時間を使う必要はありますが、今はお金ないけど将来的に会社を辞めたい!と言う方には非常におすすめのアプローチです!
ちなみに副収入の作り方に関しては、こちらの記事をご覧ください!
②今の会社に所属している状態で転職先を見つける
働きながら転職先を見つけるのが、もっとも安全なアプローチでしょう。
会社を辞めなければ収入は入り続けますし、お金がなかったとしても金銭的な不安は軽減できるからです。
また、金銭的な不安がない分、転職活動に精を出すことができ、今よりいい会社に就職できるかもしれません!
精神的に厳しいのであれば無理はよろしくありませんが、ある程度我慢できるのであれば、転職先が見つかるまで今の会社にいつづけることはおすすめです。
僕の場合、ある意味で「起業家に転職」という形をとりましたが、生活費がまかなえるレベルまで会社員をやりながらビジネスをやっていました。
会社にいくだけで給料はもらえていましたので、あまり不安を抱えることなく、副収入つくりに集中することができました!
もしお金がない金銭的な不安を抱えたくない、かつある程度今の会社で我慢できるのであれば、所属しつつ転職先をみつけていきましょう!
ちなみに転職の案件については、こちらのサイトがおすすめです!
よろしければチェックしてみてください!
③ボーナスを待つ
現在所属している会社にボーナス制度がある方に関しては、「ボーナスを待つ」というのも有効なアプローチのひとつです。
ある程度まとまったお金があれば、1~2ヶ月程度であれば乗り切ることが可能ですよね。
その間に転職先を見つけることもできます。
僕も会社を辞めるタイミングは、ボーナス月の翌月でした。笑
ボーナスをもらったことにより、かなり心に余裕を持って会社を辞めることができました。
もし現在金銭的な不安があり、かつボーナス制度がある方に関しては、1~2ヶ月の間乗り切るアプローチとして非常におすすめです!
④退職金をもらう
会社に退職金制度がある方に関しては、退職金を当てにすると言うのも有効なアプローチです。
在籍期間が長ければ長いほどもらえる金額が大きくなるので、ある程度の在籍期間があるかに関しては、お金がなくても退職が可能でしょう。
ただ、まだ年齢が若い方、入社歴が浅い方に関しては中々厳しいです。
僕も大卒で入社し、入社3,4年目だったので、退職金は雀の涙ほどで、とても当てにできる金額ではありませんでした。笑
もしお金がなくても今すぐ会社を辞めたい、かつ退職金がある程度の金額をもらえる方であれば、非常に有効なアプローチです!
⑤今すぐ辞めてアルバイトをする
今すぐ会社を辞めたい…!と言う方には、アルバイトをするという手段もあります。
もし仮にお金がなくても、転職先が見つからなかったとしても、アルバイトで食いつなぐことは可能です。
アルバイトもしつつ転職活動もできますしね。
もし今の会社がどうしても嫌だ、今すぐにでも辞めたい…という方にはおすすめのアプローチです!
⑥毎月の固定費を削る
どんな進路を選ぶにしろ、会社を辞める上で毎月の固定費を削るというアプローチは非常に有効です。
なぜなら、固定費が減るだけで心の余裕が全然変わってくるからです。
毎月確定で飛んで行くお金がなくなれば、それだけ金銭的な不安に駆られることはなくなりますし、転職にしろアルバイトにしろ、僕のように起業を選択するにしろ、それに集中して取り組むことができます。
固定費があるのとないのでは精神状態が全く変わってきますので、ぜひ削減していきましょう!
参考までに具体的な固定費の削減例をご紹介します!
- 家賃→今より家賃が安いところへ引っ越す
- 携帯代→3大キャリア(au、docomo、SoftBank)で契約しているのであれば、格安SIMへ変更
- 保険代→独身であれば「生命保険」など、いらない保険を解約する
⑦社会保障制度を活用する
実は日本人の社会保障制度として、会社を退職した方への「税金の減税措置」、「給付金」が存在しています!
今まで給料から天引きされていた「住民税」「所得税」「健康保険料」など、会社を辞めると自己負担になり、さらに金額が上がってしまうものまであります。
退職してお金がない状態での支払いが厳しい方に関しては、税金の減税、もしくは免除の措置をしてくれるのです。
また、収入が減ったことによる給付金も存在しています。
そういった社会保障制度をうまく活用することも、有効なアプローチです!
以上、お金がない状態で会社を辞めるための7つのアプローチについて解説しました!
今回ご紹介したアプローチをいくつか組み合わせることによって、お金がない状態でも十分に会社を辞めることができることが理解できたのではないでしょうか?
僕自身も「副収入をつくる」「安定するまで会社に所属しておく」「ボーナスを待つ」「固定費を削減する」など、様々なアプローチを組み合わせたことによって、安心して会社を辞めることができました!
あなたもぜひ実際の行動に落とし込んでいただければと思います!
次の章では、7つ目のアプローチ「社会保障制度を活用する」日本の社会保障制度でもらえる給付金について時期別にまとめてみたので、今すぐ退職したい!と言う方はぜひチェックしてみてください!
日本の社会保証制度でもらえる給付金を時期別にまとめてみた!

社会保障制度でもらえる給付金を時期別にまとめてみました!
給付金の名称 | 概要 | |
①退職前 | 傷病手当 | 病気や怪我で働けなくなった時にもらえる給付金 |
---|---|---|
②退職後 | 住宅確保給付金 | 家賃補助の給付金 |
失業保険 | 雇用保険に加入してい方限定で、失業後にもらえる給付金 | |
国民年金の猶予 | 国民年金の猶予をもらえる | |
住民税の減額もしくは免除 | 住民税を減額もしくは免除をしてもらえる | |
③求職中 | 教育訓練給付金制度 | 資格を取得する際にもらえる給付金 |
技能習得手当 | ハローワーク指定の職業訓練を受けた人がもらえる給付金 | |
求職活動支援費 | 就職活動の支援費としてもらえる給付金 | |
④就職後 | 就職促進給付 | 失業保険を受給して就職した人がもらえる給付金 |
①退職前
傷病手当
もらえる金額:現在の給料の3分2
病気やケガ、心の不調などで働くことができなくなった人に向けた給付金です。
傷病手当は退職前にもらえる給付金なので、すぐに退職せず、傷病手当の申請をして休職をしましょう。
そこから退職をしても仕事に就ける状態でない場合、支給日から最大1年6カ月受給されます。
すべて社会保障制度内で支払われるので、安心して受け取ることができます。
ただし、傷病手当の受給中は失業保険の給付は受けられないので、失業保険も受けたい場合は、延長の手続きをしておきましょう。
②退職後
住宅確保給付金
もらえる金額(例):1人世帯:53700円、2人世帯:64,000円、3人世帯:69,800円
失業中(働く能力・意欲があるが、まだ就職できていない状態)で家賃が払えない、またはそのおそれがある人がもらえる給付金です。
もらえる金額は自治体によって異なりますが、上記の金額が平均だと思ってください。
住宅確保給付金を受給する注意点として、失業保険の受給を始める前に住宅確保給付金の申請をしましょう!
失業保険が「収入」とみなされてしまい、住宅確保給付金の対象外になってしまうので注意してください。
失業保険
もらえる金額:元々もらっていた給料÷31日×50~80%(収入によって変わる)×90日=給付額
失業保険はハローワークにいけば申請が可能です。
ただし、自己都合で会社を辞めた場合、給付までに3ヶ月程度かかりますので、そこは注意ですね。
会社都合(クビなど)で辞めた場合の給付までの期間は1ヶ月程度です。
国民年金の猶予
国民年金の支払いが困難な場合、猶予をもらうことができます。
再就職した際に支払いを再開することができますので、うまく活用してきましょう。
住民税の減額免除制度
条件によっては住民税を減額、もしくは免除をしてくれる制度もあります。
ただし、自己都合の場合、基本的に対象外になりますので、使える方は限られます。
僕は完全に自己都合だったのでダメでした。
もし会社都合で辞めた方はぜひ活用してみてください。
③求職中
教育訓練給付金制度
厚生労働大臣が指定する教育訓練を受講した人がもらえる給付金です。
受講した講座の費用が一部支給される形ですね。
「一般教育訓練給付金」「専門実践教育給付金」「教育訓練支給給付金」こちらの3種類の給付がありますが、要は資格取得にかかったお金を一部をもらえるということです。
詳しくは下記のページをご覧ください
技能習得手当
失業保険をもらえる人で、かつハローワークの指示で公共職業訓練を受ける人がもらえる給付金です。
ただハローワークの指示である訓練でないと支給対象外になってしまいます。
受給を考える場合は必ずハローワークの方に聞いてみましょう!
詳しくは下記のページをご覧下さい!
求職活動支援費
失業保険をもらえる人で、求職活動をしている人がもらえる給付金です。
遠方の説明会に参加するための交通費、宿泊費や、資格取得の補助、その間の保育サービス料金などを補助してもらえます。
ただ、もらえる条件が決まっていますので、詳しくはハローワークの方に聞いてみましょう!
詳しくは下記のページをご覧下さい!
④就職後
就職促進給付
失業保険をもらっている人で、なんらかの形で就職をした方がもらえる給付金です。
いくつか種類がありますが、もっとも有名なものは「再就職手当」でしょう。
要は失業保険受給期間(90日間)の間に就職した際、残りの失業保険をもらえるものですね。
他にもいくつか種類がありますので、詳しくはこちらのページをご覧ください!
以上、日本の社会保障制度でもらえる給付金まとめでした!
全て社会保障内で活用できますので、ぜひ有効に使ってみてください!
次の章では、今回解説したお金がない状態で会社を辞めるためのアプローチや給付金制度を使って、借金800万円がある状態で会社を辞めた僕の体験談をお話ししていきます!
借金が800万あった僕が会社を辞めた時の体験談

当時の僕は手取り17万円で、毎月の生活費は4万円ほどでした。
4万円で友達と遊んだり彼女とデートに行ったりできるはずもなく、そのせいで友達は激減し、付き合っていた彼女にもこっぴどく振られました。
さらに残業は毎日強要され、週7で働くこともしばしば。
毎日リポDを飲まないとぶっ倒れそうになるくらいでした。
そんな地獄のサラリーマン生活から抜け出したいと思いましたが、お話しした通りお金がなく、貯金は0。
そこで僕が取ったアプローチは「副収入稼ごう!」というものでした。
僕が副収入を稼ぐと言う選択肢を選んだ理由は、ぶっちゃけ転職をしたとしてもサラリーマンの収入なんてそんなに変わらないですし、今の生活が改善されるとは思わなかったからです。
手取り17万円が18万、19万になったとしても、「いやー…」って感じですね。笑
そこから副業でビジネスを始め、1年半後に月収20万円を達成し、脱サラしました。
その時の僕は奨学金や車のローン、ギャンブルで溜まった借金が総額800万円以上ありましたが、月収20万円を自分で稼げていたので、借金があっても脱サラすることができました。
地獄のサラリーマン生活を抜け出せて心の底からほっとしましたし、25歳なのにストレスで白髪まみれになっていましたが、1ヶ月程度で真っ黒に戻りました。笑
この経験から思うのは、金銭的な不安要素を抱えている方は、全員副収入を構築した方がいいのではないかと。
なぜなら、選択肢が無限大になるからです。
例えば僕のように脱サラしてそのまま起業するでもいいですし、副収入があればさらにいい企業に就職するために退職し、スキルアップに時間を使えたり、嫌な会社をいつでも辞めることができたり、自由自在です。
転職だや社会保障制度を活用することも視野に入れつつ、お金がない状態で会社を辞める上で真の心の安定の得るために副収入をつくることは非常におすすめです!
ちなみに副収入の作り方に関してはこちらの記事を参考にしてみてください!